グアノの種類のページで説明した様にグアノには4つの種類がありますが、その性質を良く考えて、正しい使い方をすることが大事です。
ここでは、一般的な草花を鉢やプランターに植える時を例にして、グアノの正しい使用法を説明します。
グアノの種類→
まず、元肥として窒素分が必要なので、チッソ質海鳥グアノかチッソ質バットグアノになりますが、チッソ質海鳥グアノは窒素が14%と高すぎるうえ、臭いがきついため家庭園芸には向かないと思われます。やはり、チッソ質バットグアノが窒素も6%と使いやすく、肥料あたりしないので安心です。
ARK(エーアールケー)のバットグアノ・プラチナNを使用する用土に適量(10g~20g/リットル)均一に混ぜてください。
これだけでも十分なのですが、リン酸分を多く必要とする植物にはリン酸グアノも元肥として入れます。これは海鳥のものでもバットグアノでも良いのですが、大事なのはリン酸成分のく溶性(植物の根からでる根酸で溶ける)のリン酸がどれだけ含まれているかです。
ARK(エーアールケー)のリン酸海鳥グアノ・ゴールドPは、特殊製法によりく溶性リン酸を高めているのでお勧めです。
チッソ質バットグアノ・プラチナNを用土に混ぜる時に、一緒に適量(10g~20g/リットル)をまぜます。
これで、ほとんどの草花の元肥は大丈夫です。
あとは、肥料が足りないと思われる時は、追肥としてチッソ質バットグアノ・プラチナNを与えて下さい。
リン酸質グアノは追肥には向きません。
何故かと言うと、リン酸の吸収部位は根の先端の根毛部位であり、く溶性のリン酸グアノは、鉢の上に置肥して水をかけても溶け出さず、下の吸収部位まで届きません。
また、少しでも溶け出したとしても、土中の鉄やアルミニウムとすぐに結合して固定化し、やはり下の根まで移動できません。
リン酸グアノは元肥として、土に混ぜ込んで与えるのが正しい使い方です。